RDCツール!
本日は新商品ではなく工場で使用しているスペシャルツールのご紹介です。
RDCツールと呼ばれるスペシャルツールなのですが現在日本でこのツールを持ってるのは当社だけみたいです。
最近の車両はホイールに空気圧センサーが装着されてきました。
ホイールの中にこういうセンサーが埋め込まれており、空気圧をずっとモニターしています。
このスペシャルツールはこのセンサーに装着タイヤのデータを登録する為に必要なんです。
純正のタイヤ側面にはこのようなマトリクスコードが入っておりこのコードをこのツールで読み取りセンサーにプログラムを転送させます。
タイヤの幅、アスペクトレシオ(扁平率)、インチ、ロードインデックス
速度インデックス(何キロまで出せるか)、製造週等のデータ、
タイヤ銘柄等のデータ、純正かどうかのデータがすべて入っています。
そして、タイヤをどこに取り付けたかも記録させこの結果がナビのモニターに表示されます。
センサーテストをすると 取り付けてる場所や空気の温度、空気圧、バッテリーの状態等も確認できます。
(グラフィックの右下にQRコードが出ると正規のプログラム転送したセンサーという証なんです)
このタイヤのデータを元に 適切な空気圧を車両側はターゲットとして目標値を計算し空気圧が低下すると警告灯を出す仕組みです。
タイヤやの扁平率、スタッドレスなのか、サマータイヤなのか等の条件によりターゲットの空気圧は変動します。
なので、このセンサーが付いてる車両のオーナー様は
①スタッドレス等のホイールに交換するときはこのセンサーの取り付けが必要です。(つけないとずーっと警告音が鳴り響きます)
②このセンサーが付くまでは必要でした空気圧調整後のリセット作業は必要ありません。
③タイヤ交換時等 空気圧が0の状態が20秒続くとセンサーの学習値が消えますので新しいタイヤのデータ転送が必要です。
ということはタイヤは純正でないといけません。
このツールが無い場合、手動でタイヤサイズだけを入れて使用することも出来ますが本来の機能を発揮出来ませんので純正タイヤの使用を推奨します。
たまーにこのツールの問い合わせをいただきますが販売は行っておりません。 他ルートで購入できたとしても半年ごとに正規ディーラーのPCと通信させないとツールがロックされ使えません。
空気圧は定期的に補充すればいいわけではありません。
空気は少しずつ抜けると思うでしょ?
温度により膨張、収縮しますので四季のある日本では頻繁な空気圧の調整が必要です。
秋に空気圧を240Kpaで充填しても外気温が低下する冬は空気も収縮する為 180Kpaぐらいまで一気に下がっていきます。
逆に冬場 240Kpaに調整しているとこれから暖かくなる時期になると270kpaみたいに膨張します。
そのまま走行するとさらに温度が上がり熱膨張するので320kpa!みたいに高くなりすぎますので減圧が必要になってきます。
このセンサーが日本でも付いた意味は無整備による空気圧低下→バーストのような事故が頻発していることや、燃費やタイヤを長持ちさせるためでもあります。
センサーが無い方も定期的な空気圧チェックを忘れずおこなってくださいね。